呪われた絵画 第五章
美咲は、部屋に飾られた肖像画に描かれた人物が、自分を見つめていることに気が付き、背筋が寒くなった。
(一体、何が起こっているのだろうか…)
美咲は、混乱した。
その時、美咲は、あることに気が付いた。
それは、部屋に飾られた肖像画が、美術館で見た肖像画とは違うということだった。
美術館で見た肖像画は、男性の全身が描かれていた。
しかし、部屋に飾られた肖像画は、男性の顔だけが描かれていた。
そして、部屋に飾られた肖像画に描かれた男性の顔は、美術館で見た肖像画に描かれた男性の顔よりも、さらに悲しげな表情をしていた。
美咲は、肖像画の違いに、違和感を覚えた。
(一体、なぜ、この部屋には、違う肖像画が飾られているのだろうか…)
美咲は、そう思った。
そして、部屋の中を調べ始めた。
部屋は、広く、がらんとしていた。
家具は、ほとんどなく、埃をかぶっていた。
美咲は、部屋の隅にある、小さな机に目を止めた。
机の上には、一冊のノートが置かれていた。
美咲は、ノートを手に取り、中身を確認した。
ノートには、文字が書かれていた。
しかし、美咲が読んだことのない、古い文字だった。
美咲は、ノートに書かれた文字を解読しようとしたが、できなかった。
美咲は、ノートに書かれた文字の意味を知るために、図書館へ行くことにした。
次の日、美咲は、図書館へ行き、古い文字に関する本を探した。
そして、何冊かの本を読み、ノートに書かれた文字の意味を調べた。
その結果、美咲は、ノートに書かれた文字の意味を知ることができた。
それは、ある人物の日記だった。
日記には、肖像画に描かれた人物について書かれていた。
肖像画に描かれた人物は、かつて、この城に住んでいた貴族だった。
そして、ある事件に巻き込まれ、若くして亡くなったという。
日記には、その事件について、詳しく書かれていた。
美咲は、日記を読み進めていくうちに、あることに気が付いた。
それは、肖像画に描かれた人物が、呪われているということだった。
そして、その呪いは、肖像画を見た者に、不幸をもたらすという。
美咲は、背筋が寒くなった。
(もしかしたら、私も、呪われてしまったのかもしれない…)
美咲は、そう思った。
そして、日記には、呪いを解く方法も書かれていた。
美咲は、呪いを解くために、日記に書かれた方法を試すことにした。
第五章 完