廃墟の精神病院 第4章:病院の地下室

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廃墟の精神病院


第4章:病院の地下室

健二、明里、祐介の3人は、廃墟となった病院に足を踏み入れた。
病院の中は、以前にも増して荒廃していた。
壁は崩れ落ち、床には瓦礫が散乱していた。
廊下には、朽ち果てた医療機器や家具が散らばり、異様な雰囲気を醸し出している。

明里:「本当に、ここに来る必要があったの…?」

祐介:「だって、健二が…」

健二:「夢で見たんだ。
この病院の地下室に、何かがある。」

3人は、慎重に病院の奥へと進んでいった。
途中、奇妙な落書きや、患者たちのものと思われる手記などが残されていた。
それらを読むうちに、3人は次第に恐怖に包まれていく。

そして、ついに彼らは、病院の地下室へと続く階段を見つけた。
階段は、暗く、湿っていた。
3人は、懐中電灯を手に、階段を下りていった。

地下室は、想像以上に広かった。
そこには、様々な医療機器や実験器具が置かれていた。
しかし、どれも錆び付き、朽ち果てていた。

祐介:「ここが…
あの夢に出てきた場所…?」

健二:「ああ…
ここで、一体何が行われていたんだ…?」

3人は、地下室を探索し始めた。
そして、奥の部屋で、おぞましい光景を目撃した。
そこには、人体実験に使われたと思われる、様々な道具や装置が置かれていた。

明里:「きゃああああ!」

明里は、悲鳴を上げた。
彼女は、何かを見たようだ。

健二:「どうしたの!?」

しかし、明里は何も言わずに、ただ震えているだけだった。
そして、彼女はそのまま、意識を失ってしまった。

健二:「明里!」

祐介:「一体、何が起こったんだ…?」

その時、彼らは聞いた。
どこからともなく、すすり泣くような声が聞こえてきたのだ。
それは、まるで苦しんでいるような、悲鳴のような声だった。

健二:「まさか…
霊の仕業…?」

声は、次第に大きくなっていく。
そして、ついに彼らの耳に、直接語りかけるような声が聞こえてきた。

声:「お前たち…
ここから…
逃げられない…」

健二、祐介は、恐怖に駆られ、病院から逃げ出した。
しかし、彼らはまだ知らない。
この病院には、恐ろしい呪いがかけられていることを。
そして、彼らはこれから、想像を絶する恐怖を体験することになることを。


廃墟の精神病院 第5章:呪いの終わり

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