魔王との戦いで深手を負い、意識を失ったアベルは、
気がつくと、見慣れない場所にいた。
そこは、薄暗い洞窟の中で、
かすかな光が差し込んでいた。
アベルは、体を起こそうとしたが、
激しい痛みに襲われ、
動くことができなかった。
彼は、自分がまだ生きていることに安堵し、
再び意識を失った。
どれくらい時間が経ったのだろうか。
アベルは、再び目を覚ました。
今度は、
先ほどよりも体調が良くなっているように感じた。
彼は、ゆっくりと体を起こし、
周囲を見渡した。
洞窟の中は、
静かで、
かすかな水滴の音が聞こえた。
アベルは、
自分が一体どこにいるのか、
そして、
なぜここにいるのか、
全く分からなかった。
その時、
洞窟の奥から、
何かの音が聞こえてきた。
それは、
重い足音が、
ゆっくりと近づいてくるようだった。
アベルは、
警戒しながら、
音のする方へと目を向けた。
すると、
洞窟の奥から、
一人の男が現れた。
男は、
屈強な体格で、
全身を鎧で覆っていた。
彼の腰には、
巨大な剣が携えられており、
その表情は、
厳しく、
そして、
力強さに満ち溢れていた。
戦士:「…ここは、
私が住んでいる洞窟だ。
そこで倒れていたお前を、
ここに運び込んだ。」
アベル:「…私は、
アベルと申します。
魔王を倒すために旅をしているのですが…」
戦士:「魔王討伐の旅…?
…そうか。
お前も、
魔王と戦うために旅をしているのか。」
アベル:「はい。
…あなたは?」
戦士:「…私は、
バルドルと名乗っている。
かつては、
この地を守る戦士だったが…
今は、
この洞窟で、
一人で暮らしている。」
アベル:「バルドルさん…
あなたは、
どうして、
一人でここに?」
戦士:「…それは、
話したくない。
…だが、
お前が、
魔王を倒したいというのなら、
協力しても良い。」
アベル:「本当ですか?
ありがとうございます!」
こうして、
アベルは、
新たな仲間、
バルドルと出会った。
バルドルは、
優れた戦闘能力を持ち、
アベルの旅を、
力強くサポートしてくれる存在となった。
コメント